DATE: 19-26 August, 2001

Cathay Pacific Squash Open 2001


    香港オープンのレポート                  by 土田 博史

今回は男女の2回戦から観戦することになりましたが、女子はJOYCE、SARAH、CAROLの3人が抜けており、
最も面白かった試合は準決勝のJOYCE対SARAH戦で、これまで1度もSARAHに勝っていないJOYCEが1ゲーム目を取ったものの、2ゲーム、3ゲーム目をSARAHが楽に取ってこのままSARAHが押し切るかと思われた4ゲーム目にJOYCEが取り返し5ゲーム目も終始リードを保って押し切り始めてSARAHを破って決勝に進み決勝でも1ゲーム目こそ少してこずったものの、3−0のスコア−でCAROLを下し、優勝した。







一方男子はJONATHON POWERの欠場、PETER NICOLの1回戦敗退、第4シードのDAVID EVANSも2回戦敗退と波乱含みの大会となり、1回戦でPETER NICOLに勝ったフランスのTHIERRY LINCOUが決勝まで進んだ。対抗では今大会唯一上位シード選手としてDAVID
PALMERがBRITISH OPEN優勝の貫禄を見せて決勝へ進んだ。




決勝では1ゲーム目の序盤で優勢に試合を進めたPALERが楽に取るかと思われたところからLINCOUが盛り返し、13‐13からのラリーでLINCOUのボールがアウト(たぶん入っていた)の判定でそのままPALMERが押し切りこの
ゲームを取り、続く2ゲームも疲れの見えるLINCOUを終始圧倒して15‐6、15‐9のストレートで下し優勝した。



今回の決勝の2人の試合を観てプレイスタイルは違うものの、そのコントロールの正確さ、特にドロップショットとボストショットの切れ味と正確さ、その打つタイミングの判断等スゴイとしか言いようが無かった。
決勝ではそれらのショットに対する処理に少しづつ余裕の出てきたPALMERに軍配が上がった。その余裕がハッリと見えたのは、2ゲーム目の5点目ぐらいのラリーを取った後のPALMERの顔に何か余裕の笑みのような表情が見えた時だった。その後のPALMERはさらにスピードアップし2ゲーム、3ゲームは各10分前後で終わっている。



この他で名前を挙げておきたいのは、やはりアジアの代表マレーシアのONG BENG HEE だろう。
彼は今回第8シードで準々決勝でPALMERと対戦し、全てのゲームで大接戦をしたものの敗戦した。しかし今大会最もPALMERを苦しめた選手であり、彼が世界
のトップランクの選手達と充分勝負できる事を証明してくれた試合だったと思う。現にPALMERは最新の世界ランクでは1位になるという話である。彼の今後のランクアップと活躍を期待したいと思う。